夏の思い出

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20220721

どうも、こんにちは。

夏は暑くて当たり前なんですが、それでも今年の夏も暑過ぎでしょう!ほんと、この関東(首都圏)独特の暑さってのは容赦無く体力を奪ってくれるねえ…。

思い返せば、この関東の暑さを初めて味わったのは1990年の夏でしたね。西日本某県の田舎で生まれ育ち大学入学を機に上京して来た私は「東京の暑さなぞ、大した事ないやろ!」と高を括っていたのですが、その予想は一年目にして早々に裏切られたというね。

まだ当時は現在ほどの猛暑っぷりではなかった様にも思いますが、南国の田舎の空気とは質が異なる、多湿でハードな熱気には当時からそこそこな危険は漂ってましたね。エアコンも無い江戸間六畳のアパートで人生初の「多湿の猛暑」の洗礼を浴びた身としては、アフリカの方々でも「東京の方が暑い!」と仰る気持ちが非常に良く解りますw

そんな貧乏大学生としては、気分だけでも涼を取るために、当時発売されたばかりのRIVERDOGSというバンドの1stアルバムをよく聴いてましたねえ…懐かしい。

このバンドは、DIOというヘヴィ・メタル・バンドに在籍していたギタリスト、ヴィヴィアン・キャンベルが加入した事で注目されたバンドでしたが、音楽性はヘヴィ・メタルではなくハードめなアメリカン・ロックという趣きで素敵でしたねえ。「荒野の呼び声」という邦題もピッタリなドライ気味の音作りなんだけど、楽曲は日本人好みの泣きテイストあるウェット具合で、その程良いバランスがやたら心地良い名作!ヴォーカリストのロブ・ラモスのソウルフルな声質とも相まって、「アメリカの乾いた大地」とか「無骨な哀愁」を想起させるサウンドとでも言うかな。効果的に使われているアコギやクリーン・トーンも大人な爽やかさと郷愁を醸し出してくれててねえ、ほんと気分だけでも猛暑から逃避する為には、当時ピッタリの作風でした。

そんな懐かしい思い出も相まって、私にとっては、夏が来れば思い出す「遥かな尾瀬」的な立ち位置になってしまってるんだけど、未だに大好きで愛聴しております。しかもそういう「思い出と紐付いてる音楽」って、時間が経つ程に自分の中で大切になって行くなあと。その結果、リマスター再発の度に音質への興味もあって買ってしまうので、見出し写真の様なコレクションになってしまう訳ですね (笑)

一応説明しておくと、向かって左がBad Reputation盤(2004年リリース)、真ん中がオリジナルの国内盤(1990年リリース)、で、向かって右がRock Candy盤(2014年リリース)ね。

で、こういうコレクションをしていると、ウチの奥さんからは「なぜアンタは同じCDを何枚も買ってるんだ?」というクレームが飛んで来る事もあるんだけど、まあ、これはオタクならではの気質と言いますか、業(カルマ)みたいなモンよねwそれに音の聴き比べとかも楽しいのよ~。

折角の機会なので、それぞれの音の傾向とかも、その内に書き記してみようかね。

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